今回の記事は
- ブレイクダンスってなに?
- ブレイクダンスの歴史や技を知りたい!
と疑問をもつあなたに向けた記事です!
ぼくイナカは、ブレイクダンスをかれこれ10年以上やっています!
この10年の間に、大きなイベントや有名ダンサーのワークショップ、また様々なメディアからブレイクダンスについてたくさんのことを学んできました!
今日はそんなぼくイナカが、
- ブレイクダンスとは?
- ブレイクダンスの技
- ブレイクダンスの歴史
などなど、ブレイクダンスについての大まかな基礎知識を分かりやすく解説していきたいとおもいます!
これであなたもブレイクダンスのことがまるわかり!
それではレッツゴー!!
ブレイクダンスってなに?
まずは、最初の疑問から解決していきましょう!
という疑問ですね!
ブレイクダンスとは、初めての人にも分かりやすく言うと
「頭でクルクル回ったりアクロバティックな動きをするダンス」
ということになります!笑
文字でいっても伝わりにくいので、まずは動画を見てみてください!↓
どうでしょうか!?
分かりましたか!?
ブレイクダンスは、数あるダンスジャンルの中でも、とにかくアクロバティックでダイナミックな動きが特徴です!
世界で一番人口の多いストリートダンス
ともいわれています!
世界中でこのブレイクダンスは踊られているんですね!
ブレイクダンスの特徴
- アクロバティックでダイナミックな踊り
- 世界で一番競技人口の多いストリートダンス
ブレイクダンスの正式名称
今では「BREAK DANCE(ブレイクダンス)」という呼び名でメディアにも紹介されているブレイクダンスですが、元々は「BREAKIN(ブレイキン)」、「BBOYING(ビーボーイング)」という名前で呼ばれています!
2024年に開催されるパリオリンピックでは、「ブレイクダンスが正式種目になるかも!」と話題になっていて、そのときメディアでは「ブレイクダンス」を「ブレークダンス」と紹介していましたね。笑
時代や場合によって名称が変わる「ブレイクダンス」ですが、ブレイクダンサーの間では「BREAKIN(ブレイキン)」や「BBOYING(ビーボーイング)」と呼ばれていることはお忘れなく!
また、「ブレイクダンサー」のこともブレイクダンス界隈では「BBOY」と呼びます!
ブレイクダンスの正式名称は
- BREAKIN(ブレイキン)
- BBOYING(ビーボーイング)
がブレイクダンス界隈では一般的!
ブレイクダンスの4つの要素(動き)
ということが分かったところで、次はもっと詳しく「ブレイクダンスの動き」について理解していきましょう!
ブレイクダンスのムーブ(動きのこと)は、大まかに4つのパートに分けることができます!
それが
- TOP ROCK(トップロック)
- FOOT WORK(フットワーク)
- POWER MOVES(パワームーブ)
- FREEZE(フリーズ)
の4つです!
1つずつ解説していきますね!
要素1:TOP ROCK(トップロック)
ブレイクダンスを始めるにあたって切っても切り離せない動きが
TOP ROCK(トップロック)
です!!
まずは動画を見てみてください!↓
なんとなく分かりましたか!?
頭で回ったりアクロバティックな動きをするイメージと違って、
「立った状態でステップを踏む」
のがトップロックになります!
トップロックのことを「エントリー」と呼ぶ場合もあります!
ブレイクダンスは、踊り始めですぐにアクロバティックな動きをするわけではありません!
大きな動きに入る前に、トップロックでリズムを取ったり音楽を細かく表現したりします!
ブレイクダンスの一連のムーブは、この「TOPROCK(トップロック)」から始まるわけですね!
要素2:FOOT WORK(フットワーク)
ブレイクダンスの代表的な動き、2つ目は
FOOT WORK(フットワーク)
です!
まずは、動画を見てください!↓
イメージつきますでしょうか!
先ほど紹介した「トップロック」が「立った状態でステップを踏む動き」であるならば、「フットワーク」は「手をついた状態でステップを踏む動き」といえるかもしれません!
フットワークはブレイクダンスならではの動きで、他のダンスではこういった動きは見ることはないですよね!
ブレイクダンスという踊りは、この「フットワーク」と次に紹介する「パワームーブ」の2つのムーブがメインといっても過言ではありません。
ブレイクダンサーになりたいのであれば、「フットワーク」の練習と上達は絶対です!
要素3:POWER MOVE(パワームーブ)
3番目に紹介する動きが
POWER MOVE(パワームーブ)
です!
これは、ブレイクダンスをやっていない人からみても「あ!ブレイクダンスだ!」と分かる動きになります!笑
まずは、動画を見てください!↓
いや~、気持ちいいですね!!笑
ある意味ブレイクダンスの醍醐味ではないでしょうか!!笑
ブレイクダンスを始めるきっかけもこの「パワームーブ」を見たことがきっかけな人、多いはずです!
となりますもんね!笑
パワームーブは、言葉でいうなら「ダイナミックでパワーを使った動き」ですね!
頭で回ったり背中で回ったり手で回ったり、、
体を浮かしたり跳ばしたり,,,,
とにかく、ダイナミックでアクロバティックな動きがパワームーブです!
「フットワーク」と並んでブレイクダンスのメインの動きになります!
要素4:FREEZE(フリーズ)
ブレイクダンスの最後の要素が
「FREEZE(フリーズ)」
になります!
フリーズは、日本語に訳すと「凍結する」とか「氷のように固まる」って意味があります!
そう!つまり「固まる動き」が「FREEZE(フリーズ)」なんです!
動画をみてみましょう!↓
わかりますでしょうか!
一連のムーブの終わりに「ピタッ!」と止まる動き!
これが「フリーズ」になります!!
また、ムーブの終わりではなくとも途中で止まったり体を同じ形でキープしたりするのも、「フリーズ」として認められます!
ですが基本は「一連のムーブのあとにピタッと止まること」をフリーズと呼びますね!
音楽の「ドン!」という音や「バーン!」という音、様々な音に合わせやすいのもフリーズという動きです!
ブレイクダンスの一連のムーブをキッチリと締める役割がフリーズにはあるのです!
全て必要ではあるが全て必要ではない
ブレイクダンスのムーブは
- トップロック
- フットワーク
- パワームーブ
- フリーズ
の4つの要素で構成されます!
この要素は全て大切ですが、ダンサーによっては1つの要素を全くやらない人もいます!
例えばトップロックを全くせずにフットワークを始めたり、最後のフリーズをしなかったり色々ですね。
ブレイクダンスはクラシックバレエのように、「絶対にコレ!」という決まりがないので何をやるかは個人の自由です!
確かに全ての要素はできておかなければなりませんが、全ての要素を入れる必要というのはないんですね!
ブレイクダンスの代表的な技
ブレイクダンスのムーブの要素が分かったところで、次はブレイクダンスの代表的な技をチェックしておきましょう!
ブレイクダンスには、たくさんの技があります!
また、時代が進むにつれて新しい技も出てくるので全ての技を紹介することはできません。
ここでは、
- フットワーク
- パワームーブ
- フリーズ
の3つに分けて、ブレイクダンサーなら誰もが知っている技を紹介していきますね!
6歩
最初に紹介するのは、フットワークの基本中の基本!
ブレイクダンサーなら最初に練習する動きといっても過言ではありません!
6歩(ロッポ)です!
6歩は昔からあるブレイクダンスの基本の技です!
海外ではSix Stepsと呼ばれています!
その名前の通り、1連の動きが6ステップで終わるから「6歩」です!笑
この6歩を軸にフットワークのバリエーションを増やすことができます!
3歩
6歩の次に一般的なフットワークの技が「3歩」です!
これも名前の通り、一連の動きが3ステップで終わります!
わかりやすいですね!笑
ブレイクダンスのフットワークは、このようにいろいろなステップが組み合わさって1つのムーブになっています!
ウィンドミル
次は、ブレイクダンスといえばコレ!という技です!笑
それもウィンドミル!↓
ブレイクダンスに詳しくない人も、「この動き分かる!」という人は多いのではないでしょうか。
ウィンドミルは「パワームーブ」に分類される動きで、ほとんどのブレイクダンサーが最初に練習するパワームーブになります!
といわれているほど、パワームーブには欠かせない技ですね!
キレイにグルグルと回るには最低でも半年から1年の練習期間が必要ではないでしょうか。
トーマスフレア
この技もブレイクダンスのパワームーブの中では代表的です!
それがトーマスフレア!↓
新体操でも使われる技ですね!
トーマスもウィンドミルと並んで、ブレイクダンスの代表的パワームーブになります!
こちらも練習期間がたくさん必要!笑
「ウィンドミル」と「トーマス」の2つができるようになればブレイクダンサーとしてレベルが上がった気分になります!笑
ヘッドスピン
これもブレイクダンスの有名なパワームーブになります!
それがヘッドスピン!↓
これはすごいですね~!笑
今ではやる人も少なくなってきましたが、ブレイクダンスのショーケースではよく使われていました!
ヘルメットをかぶって回る人もいれば、素頭で回る人もいます!笑
これもブレイクダンスの文化には欠かせない技で、誰もが憧れる大技ともいえます!
エアーフレア/エアートラックス
パワームーブの代表技として最後に紹介するのが
エアーフレア(またはエアートラックス)です!
略して「エアー(またはエアトラ)」と呼ばれています!↓
いや~すごいですね!笑
最初みたときは意味が分からなかった!
このエアーフレアは、今ではブレイクダンスの技の花形の1つで、エアトラができれば「パワームーブができる人」として一目置かれる存在になります!笑
ですが難易度はすごく高く、ベテランのブレイクダンサーでもエアーフレアができない人はたくさんいます!
チェアー
フットワークとパワームーブの技の紹介は終わりです!
次は「フリーズ」の代表的な技を紹介します!
1つ目が「チェアー」という技です!↓
ブレイクダンスをするなら最初に習う「フリーズの技」になります!
ヒジを横腹に挿して無理な体制を維持する技です!笑
ヒジを横腹に挿すのが基本で、体の形は様々なバリエーションに変えることができます!
チェアーも初心者の頃はなかなか習得するのが難しいですが、これができなければブレイクダンサーとはいえないですね…。
それほど、基本的な技です!
ブレイクダンスの歴史
ブレイクダンスの動きについて知ったあなた!
次に知ってほしいのは、ブレイクダンスの歴史です!
ブレイクダンスはどこで生まれてどうやって変わっていったのか?
ブレイクダンスの歴史を知ることができれば、ブレイクダンスについての理解がより深まることでしょう!
ブレイクダンスの発祥
ブレイクダンスは、1970年代に生まれたストリートダンスです!
ブレイクダンスが発祥した場所はアメリカはニューヨークのサウスブロンクス地区です!
サウスブロンクス地区は、当時はスラム街で貧乏な黒人やラテン系アメリカ人が住んでいる治安の悪い町でした…。
そんな街で「銃撃戦などの殺し合いはやめよう。ダンスでつながろう」とギャング同士の抗争をなくすためにブレイクダンスは発展していきました!
サウスブロンクスで発展した文化は、ブレイクダンスの他に
- DJ
- ラップ
- グラフィティ
の3つがあり、ブレイクダンスを含めたこれら4つの要素が世界中で「HIPHOPカルチャー」として親しまれています。
ブレイクダンスの広がり
アメリカで「Rock Steady Crew(ロック・ステディ・クルー)」といったブレイクダンスチームがメディアにも取り上げられるようになり、ブレイクダンスの文化は徐々に広がっていきました。
そこからブレイクダンサーのメディア出演、ブレイクダンス関連の映画など、ブームはどんどん広がり、ニューヨークだけではなくアメリカ国内、そしてアメリカ以外の国にも知られるようになっていきました。
日本では1980年代前半にブレイクダンスが知られるきっかけが増えました。
ブレイクダンスの現在
そして今や、ブレイクダンスは世界中で踊られているストリートダンスジャンルになりました!
国ごとにそれぞれのスタイルがあり、どの国でも活発にブレイクダンス文化は発展しています。
また世界大会も多く、ブレイクダンスで生活をしているプロのブレイクダンサーも増えてきています。
日本は世界の中でもブレイクダンス先進国で、実は世界に通用する世界プレイヤーが日本国内にたくさんいるんです。↓
BBOY ISSEI(長崎県出身)
BBOY TAISUKE(長崎県出身)
BBOY SHIGEKIX(大阪府出身)
ブレイクダンスが2024年にオリンピック種目に!?
最近話題になったのが、ブレイクダンスのオリンピック進出です!
2024年のパリオリンピックで、ブレイクダンスが正式種目に選ばれる候補に入りました!
まだ確定ではありませんが、「高い確率でパリオリンピックの正式種目になるであろう」といわれています。
1970年代に生まれ、そろそろ50年の歴史をもつブレイクダンスですが、まだまだ文化の発展は止まりません!
ブレイクダンサー人口もこれから増えていくことを願うばかりです!
自分でブレイクダンスについて調べてみよう!
ここまで、ブレイクダンスの歴史や技を紹介してきました!
少しでも理解は深まったでしょうか!?
あくまでこの記事は、「初心者に向けて分かりやすく簡単に解説した記事」になります!
この記事を読んで、
となったあなた!
今ではブレイクダンスについて学べる教材はたくさんあります!
YoutubeやGoogle検索、Amazonなどで
- ブレイクダンス
- BBOY
- BREAKIN
こういったワードで調べてみてください!
いろんな動画や映画、書籍やインタビューなどが出てきますよ!
自分で調べてみて、よりブレイクダンスの理解を深めてみてくださいね!!
以上!イナカでした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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